日曜日の昼下がり、少し肌寒くなってきた秋の空気に背中を押されるように、家族でふらりと外出した。娘が最近ハマっている「びっくらポン」目当てもあって、向かったのはおなじみの回転寿司チェーン、くら寿司 名谷店。

■入店までのスムーズさ
日曜日のランチタイムということもあり、駐車場はすでに混雑気味。店の前には数組の待ちが出ていたが、今回はアプリで事前予約していたおかげで本当にスムーズだった。アプリ上での受付時間指定と到着確認ができるので、待ち時間もほぼゼロ。こういうちょっとした便利さが、子連れにはありがたい。
■極上かにフェア開催中!
席に着いて早速、テーブルの上に置かれていたフェア案内をチェック。今の期間は「極上かにフェア」が開催中。季節感のある限定メニューには毎回心が躍る。

中でも今回の目玉は、「本ズワイガニの二種盛り」と「丸ズワイガニの二種盛り」。
それぞれ二貫入りで420円。他の皿に比べると少しお高めだが、ズワイガニがこの価格で楽しめるのは嬉しい。
ただ、久しぶりに来るとやはり軽く値上がりしたような印象も…。それでも蟹の誘惑には勝てず、2皿とも迷わず注文。

レーンを流れてきた皿をそっと取ると、蟹の身がしっとりと艶やか。さっそく頬張ると、ほんのり甘みが広がり、口の中でとろける。
やわらかい本ズワイの上品な味わいに対して、丸ズワイは若干旨みが強く、個性のある味わいだ。
「やっぱりカニって特別だなぁ」と、思わず箸を止めてしみじみしてしまう。
■びっくらポンと娘の笑顔
小学1年生の娘はというと、お寿司もそこそこに「びっくらポン」の抽選のほうに夢中。
くら寿司では皿5枚ごとにガチャが回せる。そのドキドキが、子どもにはたまらない魅力らしい。
皿の投入口にお皿を入れるたびに、モニターをのぞき込みながら「次こそ当たるかな〜?」とワクワク顔。
わが家の場合、親がリーズナブルな皿を選んでしまうのも、この“5枚目”のため。いつの間にか「家族で協力してガチャを回す」という、もう一つのゲームになっている。
■期間外メニューも少し冒険
フェア以外にも気になる限定メニューがいくつか。
「仙台名物 牛タン焼き一貫(300円)」にはつい手が伸びた。
だが、これはちょっと残念な結果に。確かに香りはいいが、噛んだ瞬間の“あの肉厚な弾力”がなく、仙台で味わった牛タンには遠く及ばない。価格を考えると仕方ないのかもしれないが、もう少し厚みが欲しかった。
さらに「あぶり秋刀魚にぎり(170円)」も注文してみた。今の季節にぴったりの秋刀魚に期待していたが、炙りの香ばしさが思ったほど感じられず、やや物足りない味わい。
それならいっそ、焼き秋刀魚定食のような王道の形で食べたいと思ってしまった。

■娘の定番メニューとデザート時間
娘は毎回変わらず、「まぐろ」「いくら」「ミニころチキン」。
特にミニころチキンは、外カリ中ホクで子どもに大人気。大人がつまんでも十分満足できるクオリティだ。うちの娘はこれを「おかず部門No.1」に選出している。
食後のデザートは、ハロウィン限定の「ぷるぷるおばけゼリー」。
紫色のゼリーの中で揺れるおばけ形のトッピングがなんとも可愛い。写真も撮ったけれど、動画で残したぷるぷる感が最高にキュートだった。
■デザートタイム、大人の締めくくり
お寿司を一通り楽しんだあとは、デザートでほっと一息。
今回注文したのは「ふわとろベイクドチーズ」。個人的にくら寿司のデザートは回転寿司の中でもレベルが高いと思っている。小ぶりながらも味の満足度が高く、甘さのバランスがちょうどいい。

フォークを入れると「しゅわっ」と音がするくらい軽い食感なのに、口に入れると濃厚。下のほうに敷かれたクッキー生地がさっくりしていて、口の中でちゃんと層ができる。
娘のハロウィンゼリーとは対照的に、大人が落ち着いて味わいたい系のデザートだ。紅茶かコーヒーがあればもっと嬉しい。
■フェアメニューを振り返って感じたこと
改めて今回の「極上かにフェア」を思い返すと、やはり主役は本ズワイガニ。
420円という価格は、回転寿司としては高めのラインだけれど、味と満足度のバランスは悪くない。
むしろ、ちょっと贅沢した気持ちにさせてくれる特別メニューだった。
丸ズワイのほうはややクセが強いが、個人的には本ズワイの上品さの方が好き。
食べ比べてこそ違いが分かるので、セットで注文するのがおすすめ。
こうして食べていると、これまでの「回転寿司=安い・早い」というイメージから、ゆっくり味わう「ちょっとした外食」へと印象が変わってきた。値段が上がった分、メニュー構成も以前より“ごちそう感”を意識しているように感じる。
■値上がりを感じるけれど…
今回は家族3人でお腹いっぱい食べて、会計は6,000円弱。
少し前までは4,000円台で収まっていた気がするので、やはり値上げの波は感じる。それでも、子どもの笑顔と安心して食べられる清潔感を考えると納得できる範囲かもしれない。
くら寿司のテーブル席は広く、注文タッチパネルも分かりやすい。子ども用メニューやアレルギー対応の表示も丁寧で、親としてはありがたさを感じる。
ファミリー層が安心して通える配慮が随所に見られるのが、くら寿司の強みだ。
■ニュースで見た話題について
最近はニュースでも、くら寿司が「迷惑動画」騒動の影響を受けたと話題になっていた。
一部の利用客による軽率な行動がSNSで拡散されたことで、企業全体のイメージが傷ついたのは本当に残念だった。
だが、実際に店舗へ行くと、スタッフの方々が以前にも増して丁寧に対応しているのが伝わってきた。
受け取りレーンやタッチパネルも清潔で安心感があり、家族連れが多いのも納得。
ああいう騒動の後でも、こうして通いたくなる信頼感を維持しているのは努力の賜物だと思う。
■まとめ:また来たくなる理由
今回の「極上かにフェア」は、味も満足できたし、親子で楽しめるコンテンツが多かった。
子どもはびっくらポンに夢中、大人は限定メニューやデザートで満たされる。
値上げに一瞬「うっ」となるけれど、それでも気づけば次の予約ボタンを押している自分がいる。
こうして家族で何気ない時間を共有できる場所、それが今のくら寿司の魅力だと思う。
次に訪れるときは、またどんなフェアが待っているのか楽しみだ。


